タネができた! −ヤマコウバシ−
飯島先生より「ヤマコウバシの果実(種子)が実りました!」と、写真付きでご報告をいただきました。「果実はいい香りがします」との事です。
“ヤマコウバシ”は、クスノキ科クロモジ属。いい香りがしそうですね。
葉の周辺部は黄色くなっている。10月22日
葉には茶色く、枯れはじめている部分も。大きな冬芽もわかる。
10月26日(注:先の写真とは異なる枝です)
果実は上向きに。10月26日
“ヤマコウバシ”、皆さん、覚えていますか?
2009年12月の室内講習会でHさんより「ヤマコウバシは、図鑑には雌雄異株で日本には雄株が無い、と記載されていますが果実・種子をみかけます。どうしてですか?」と質問のあった“ヤマコウバシ”です。
「雌株とはいっても雌花だけではなく、両性花がついているため、果実ができるということのようです。」と、以前、飯島先生よりいただいております(詳細はトピックス/ヤマコウバシへ→)
その他、「きちんとした花の観察・報告がされていない」、「バナナや種無しスイカと同じ単為結果」など、いろいろお知らせいただいていますので、折を見てご紹介してゆきたいと思います。
また、どなたか観察された方がいらっしゃいましたら、事務局までご一報いただけませんか?よろしければ、ご紹介させていただけるとうれしいです。
後日、果実をスキャン。
乾燥してしまいました。
この果実のおおまかなサイズは、直径0.5cm前後、果柄1.5〜2.0cm前後。
*ヤマコウバシの写真は、飯島先生撮影
2010.11 事務局N